夏休み期間に入りまして、案の定創作的活動といえるものはほぼほぼ出来ていません。分かってたけども辛い……!
また連日の暑さで、日中の外出が難しいのも地味にストレスです。いっそ外なら「何も出来なくてもしゃーないか」と言えるんですが、自宅にいるのに何もできない、というもだもだ感。
それでも何かはしておきたい、しているというポーズを(自分に向けて)取りたい、という意地によって、表紙のテンプレートをダウンロード→タイトルを変更、まではしました。ささやかすぎる第一歩……。
【今週読んだ本】
今週は読了までいかない本だらけでした。こういう時もある。
『偶然性・アイロニー・連帯/ローティ 100分de名著』(朱喜哲/NHK出版)
最近読む本や批評記事で、よくローティの名前を聞いたので+著者のエッセイがとても整った文章で興味があったので。
第二章まで読んだのですが、とにかく著者の解説が上手い。
ローティの主張は難解……というより、思想や哲学についてのある程度の知識を前提としているんですが、そこをスルスルと入ってくる言葉で伝えてくれる。「のど越しが良い」(≠噛み応え)という表現がぴったりな文章。不思議な読後感。来週はもうちょっと進めたい。
『カップルズ』(佐藤正午/集英社文庫)
『小説の読み書き』に衝撃を受け、「書くように読む」実践をと思い、まず短編集から挑戦です。
とにかく密度が濃い。一編読み終えるまで(つまり書き終わるまで)に、ぎゅぎゅっと詰められた仕掛けにやられます。
導入、謎の提示、視点の切り替えなどの構成の妙から、文言の繰り返し、描写の細やかさ、個性的な句読点、一見かみ合わない会話文のリアリティなどの言葉への目配せまで。
小説ってよく出来てるんだなぁ……と、ため息を吐きながらちょっとずつ進めています。頂が遠い……!!
【今週やったゲーム】
『パラノマサイト file23 本所七不思議』
厳密には家族がやっているのを家事の合間にちらちらと見てました。
……これ、すっっごく面白いゲームでは……????(今さら)
始めはちょっとしたホラー要素で「ぎゃ!」となるんですが、進むにつれて「そうなるの?!」「何これ~!!」「ここで繋がるんだ!」と驚きっぱなしの展開でした(ストーリーを虫食いで追っているぶん余計にそうなる)。
あと、予想に反してキャラクターが可愛い。
カプとかそういうのを越えて、もう全員が可愛い。萌えとか推しというよりか、「愛しい」って感じです。良いところも悪いところも含めて、人として愛しい。そんなキャラたちばっかりです。
来週から始まるコラボイベントに家族と行く予定なので、それまでに自分でもクリアしたいです。
家族で和気あいあいとして行くゲームなのかは別として。やってることは呪殺だから……!