「近況報告」あらため、「月報」。
月の初めに、先月分の活動記録と雑記のようなものをまとめてアップする予定です。
SNSで毎日何かをつぶやく→慌ただしくて無理
毎週更新でやってみよう→できなくはないけど、もっとじっくり文章を考える時間がほしくなった
隔週更新は→自分で忘れそう
……というわけで、月報です。
少なくとも今の自分のテンポでは、月一回くらいのほうが何かと楽そうです。
といって、イベント前はちょくちょく告知などをXにも出しますので、よろしければご参照いただきつつ、という感じで。
今後のイベント参加に一件追加しました。
11/16(日)COMIC CITY SPARK20-day2-内『Memory of Legend 7』@ビックサイト
リンゼルで申し込み済みです。
新刊は再録本2種(全年齢向け/R18)を予定しています。
現時点で完売している本について、基本そのまま再録し(誤字脱字等の修正はします)、それぞれに書き下ろしの短編を一本追加する予定です。
書き下ろしはほぼほぼ自分のモチベーション維持が目的です。まとめるだけだと際限なくダレてしまうので……。
あと、9/21(日)TOKYO FES Sep.2025@ビッグサイト内のスクエニオンリーで、サトーさんのスペースにヴィクトール本を委託させていただきます。
まさかの残部僅少です。兄さんを求める人がこの世に確かにいる、それを知ることが出来ただけで私はすでに大往生の気分ですが、ともあれそちらもよろしくお願いします。
先月はいろんなADVをやりました。
7月末に『パラノマサイト』にドハマりし(コラボにも行ってきました!)、そこから派生して昨今話題のADVをちょこちょことやっていました。
印象に残ったのは『未解決事件は終わらせないといけないから』と『ファミレスを享受せよ』。
未解決~の方は、テキストそのものの組み立てももちろんですが、それを読み解く過程を視覚的に表現しているのがすごくオシャレでした。まとまりをもたない思考や推論がつながっていく、その過程がハッシュタグをトリガーとして連結していくのを見るのがとても気持ちいい。
途中途中でプレイヤーの裁量に任せてくるところがあって、そのたびにお話の印象が変わるのも面白かった。
最終的には総当たりでもどうにかなる作りにしてあって、ユーザーフレンドリーなところも嬉しいポイントでした。プレイヤーに優しい(※簡単、という意味でなく)ゲームが好きです。
余談ですがサガシリーズはユーザーを信用しすぎてフレンドリーの意味が反転していると思う。大好きです。
そして、ファミレス。
衝撃的な数時間でした。といっても、衝撃の展開とか驚愕の物語とかではなく、むしろその対極の作品なんですが、そのことが衝撃的。
プレイ後の感覚が、ゲームをやったというよりも小説を読んだ時に近かったです。
午前三時とかに起きちゃって、仕方ないから本でも読むかと部屋の隅でぼんやり読んで、ふいにうっすら窓の向こうがほの白くなっているのに気が付いた時のあの感じ。
私は確かにSwitchを手にしたあの数時間、不思議だが親切な人々と共に、ファミレス・ムーンパレスで長い長い時間を過ごしていた。その時間の余韻が、まだ胸の中に漂っているような感覚があります。
……というように、このゲームについて何かを話そうとするとどうしても抽象的になってしまうのですが、ではよくある「雰囲気ゲー」のようなゲームとしての破綻があるかといえばそうでなく。
UIが多少不便(これは未解決~も同じで、もともとがPC前提になっているので仕方がない側面も)なのはあるにせよ、ADVらしく豊富なテキストを楽しみながら、スムーズかつ丁寧にフラグが進行していくのでダレもせず詰まりもせず。こちらもめちゃくちゃユーザーフレンドリー。
何より音楽がいい。とてもいい。すっごくいい。(強調)
自分はSwitch版を購入したのですが、デフォルトの電子音の他にピアノアレンジ版が追加されていて切り替えできました。どっちもすごく好きです。ずっと聴いていたい。
まとめると、唯一無二で個性的、けれどそういった言葉の持つギラギラした感じはどこにもない、淡々として静かな、やさしい作品でした。
さっそくクリエイターさんのサイトを拝見したのですが、影響を受けた作家は安部公房とのこと。
あ~!!!!と膝を打ちました。砂の女!人間そっくり!なるほど~。
クリエイターさんご本人はまだお若いそうなので、よく安部公房をご存じだなと思う反面、すぐれた作品は時代を越える(そして新しい作品につながる)のだなぁとしみじみと思いました。
月に一度くらいなら多少長くてもいいだろう、という気楽な気分でだらだらと書きました。
だらだらといえば連日暑いですね。暑さにはそこそこ強いんですが、長期戦に弱いので完全に弱体化しています。もう強くなることは諦めて、弱体化した身体でいかにして生きるかと考えた方がかえって効率的なような気がしています。
それではまた~!