めでたいカプオンリーの日にメリバをお出しするという暴挙に出ました。幸いにも、たくさんの方にあたたかく受け止めていただけて嬉しかったです。
メリバ、という言葉はとても難しいです。
ハッピーとは。バッドとは。どれほど考えても答えは出ないし、人それぞれに基準というか、許容範囲もあると思うので……。
さらに言えば、「バッド」と「かなしい」はきっと違うし、「せつない」「やりきれない」ともやはり違う。
そういう繊細な機微を前にすると、自分なんかはまだまだ唸るほかありません。
以前何かの本で、深い悲しみには癒しの効能があるという話を読みました。
現代では悲しみ→癒やす、というのが筋なのでは?と思いがちなのですが、悲しみを乗り越えたり克服するのでなく、悲しみを「味わう」ことで生きてゆくことができる、そういう人生を歩む人もいるのだと。
そこまで壮大な話に繋げてしまうのはさすがにおこがましいのですが、メリバの難しさの一つには、こんなことも関わっているのかなぁ……と思ったり。
とか言って、単にかつてちょっとだけ歴史をかじっていたので、「推しは全員鬼籍に入ってるし、国は当然滅びてる」のが日常茶飯事すぎる自分の感覚がおかしいだけかもしれません。
好きになったら、まずはお墓参りと遺品探しからスタートです(歴史好きあるある)
【6.26 追記】
「もしも姫様が龍から戻らなかったら」という不安はプレイ中誰もが感じたと思うので、その先の物語に思いを馳せてしまうのはむしろ開発スタッフの掌の中では……?と歯噛みをしながら書いてました。
こっちは生きた気がしなかったぞ!!ありがとうダイビングキャッチ、ありがとう「ゼルダをさがして」Complete……(あのタイミング最高でしたね)
ずっと空で過ごす、龍になる、解決方法を探し続ける……。あらゆる方策があると思うし、私はどれも「いいなぁ」と思います。
リンクが「生涯姫様のことを想い続ける」という己の人生を選択するだろうことはもう疑いようがなくて、ではそのためにどうするか、というhowの部分だけ、多少の違いが出るというだけなので。
どうでもいいことですが、リンクさんは罠を作るのが上手そうだな、と思っています。危機に陥った生物はこういう行動に出るよね、というのを見越した上で、もっとも効果的(つまりいやらしい)罠を張れる男。若干姫様が引いてくれるといい。
リンクさんと姫様の賢さは、ちょっと種類が違うといいな、というロマンがあります。